#腹筋女子、10分1000円カットを利用する
このブログでは商品紹介がメインなんですが、あるヘアケア商品を紹介するのに自分の髪を撮影する必要があって、美容院へ行こうかどうかかなり迷いました。
ありのままの自分の姿をさらすべきか・・・。
- コロナ感染
- 髪が多く長いのでカットだけでも時間がかかる
- 密閉空間が苦手
- イケてる美容師、イケてる客を見るのがツラい
父に相談したら、それならある10分1000円カットの店がいいとのこと。
「店のドアは換気のため開けっ放しで、普段はシニア世代で混んでいるが今はガラガラ、店員はゾンビみたいにヌメッとした感じで全然イケてないから大丈夫」
大丈夫、そうだろうか?
よく分からず父に連れられてその1000円カットの店にいきました。
店に着くと父の言ってた通りドアは開けっ放しで、客の姿はゼロ。
ゾンビみたいな美容師(理容師?)が2人腕組みして、暇をもてあましているようでした。
「ほらな。ここなら大丈夫だろ」と父は言い残してどこかへ行ってしまいました。
店に入って店員に近づいていくと、後ろを指さされました。
あ、券売機で先に支払うシステムなのね。牛丼屋みたいだな。
あれ?1200円?看板には10分1000円と書いてあるのに・・・。
あ、でもさっき父が道端で100円拾ったからいいか、残りの100円は消費税だと思えば。
美容師「どういたしますか?」
私「まとめる感じで」
会話はそれだけ。
見たところ40代後半くらいの男性で、手がものすごく荒れていて、たぶん普通の美容院で長年働いてきたけど、パーマとかカラーとかの薬剤で手がボロボロになって普通の美容院で働けなくなってしまったパターンだなと感じました。
腕はいい。すごくいい。
父の言った通り見た目はゾンビだけど(美容師のくせに髪がモサモサだ、顔色も悪い)、仕上がりは期待してよさそう。
でも10分。
ここは10分カットの店。
真剣勝負だ!・・・なんて思っていたら、22分経過。
あれ・・・。
他に客はいない。来る気配もない。
どこかへ行ったと思ってた父が戻ってきて、店の外から私のことを覗いている。
最後の仕上げ?に私掃除機みたいなので吸われてる~。
さすがにこの姿は父に見られるのも恥ずかしい。
でも「毛払い」がこの店の特長らしく、ずいぶん念入りに。28分経過。
ようやく終わって席から離れると、でっぷりとした猫がうずくまってるんじゃないかというくらいの毛が落ちていました。
うん、なんかすごくいい店。
コロナが収束したらまた来ようかな。
あ、でもそのときは混んでるか・・・。
というわけで、ちょっとした異体験でした。